Archive for 6月 2012

市街地再開発

私の友人はバブル期に中古住宅を購入し、リフォームしました。

かなり大規模なリフォームになりましたが、新築の半分くらいの金額ですることができました。キッチンやお風呂やトイレなどの水回りはもちろん新品にしましたし、リビングダイニングとキッチンの壁は取り除き、1部屋にし、ウォールナットの無垢板の床にし、見違えるようになりました。これで、一安心と思って、生活にも慣れた10年後のことです。都市計画の一環で、道路を拡張するという計画が浮上しました。

彼女夫婦が住まいを購入し、リフォームしたころは、そういう計画はありませんでしたので、寝耳に水でした。それから、該当地域に対して、道路拡張に伴う用地買収の説明会が実施され、補償額が提示されました。購入したのがバブル期で、土地が高騰した時代でしたが、補償額の算定根拠は10年後のバブル崩壊後の土地価格下落期でしたので、かなり低く算定されました。それでも、都市計画となると、仕方のないことです。

確かに、都市計画が具体化したのは、ここ数年なのですが、ビジョンとしては過去に何度も東西の幹線道路としての拡張が話し合われてきました。今思えば、可能性としては、かなり高かったと思います。当時、近隣の相場よりも安く、自分たちが返済すことができる限界だったのも事実でした。結局、最初に提示された補償金額で、土地を手放し、住み替えをしました。

当然、前の土地のローンも残りましたし、今は市内でなく、かなり郊外の団地に新しい住まいを得ています。土地を購入する時は、計画がビジョン段階でも、注意して、情報収集しないといけないと思いました。住み慣れた土地を離れて、限られた時間内で、新しい土地に住まいを得ることも大変ですが、一番大変なのは、一般的に、補償額が低く抑えられることです。どうしても、住み替えには大きなリスクを抱えることになります。